●観音寺について

大楠公 楠木正成ゆかりの高野山真言宗の寺院。

創建は不明だが、元弘元年(1331)赤坂城落城の後、正成公は一時田尻の里に身を隠す事となる。

そこに正成公を討ち取るべく攻め来て、一本の矢が正成公の胸を貫いたが、不思議にも一滴の血潮も流れず、何の傷痕もなかった。

早速、正成公は観音寺の本尊へ拝すると、観音様の左胸のあたりに血が赤黒く流れ、御尊体を朱に染めていた。

正成公は滝で御尊体を拭い、一心称名して一族同門と共に益々その信仰を深められた。

これが“矢除身替観音”の由来であります。

春になると境内一面に桜が咲き、夜にはライトアップされて隠れた名所であります。

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弘法大師像

本堂の裏手には四国八十八ヶ所お砂踏み霊場があり、本堂の隣には総拝所があり弘法大師像をお祀りしています。7月第1日曜日に「修行大師護摩法要」を厳修し、10月第3日曜日に「秋の法会 四国八十八ヶ所お砂踏み霊場めぐり」があり、お砂踏み霊場を巡った後、弘法大師像の前にて護摩供を厳修いたします。

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役行者 不動明王 一願地蔵

門を潜ってすぐの広場 護摩道場には、近くには葛城山系の峰々があることから、修験道の開祖 役行者、隣には不動明王をお祀りしています。毎年4月18日に「春の大法会 柴燈大護摩供」を厳修いたします。

その隣には願い事を一つだけ叶えてくれる一願地蔵をお祀りしています。

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三面六臂大黒天

会館には三面六臂大黒天(秘仏)をお祀りし、甲子の日だけ御開帳しています。

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